2005年07月31日

エンジンオイル

エンジンオイルの役割

クルマが走るとき、エンジン内部は高熱を発しながら激しく往復・回転運動を繰り返しています。摩擦熱や燃焼発熱そして衝撃荷重によって、もしオイルが少なかったり、劣化していたらエンジンは、たちまち焼きついてしまいます。
エンジンを守りエンジンの能力を100%引き出す大切な働きをしているそれがエンジンオイルなのです。

エンジンオイルの主な機能

  • 潤滑作用
  • 金属どうしが触れ合う隙間、例えばシリンダーとピストン、軸受のベアリング、動弁などに入り込んで油膜をつくり、摩擦を減らしエンジンを滑らかに動かします。
  • 冷却作用
  • 燃焼室の温度は2,000〜3,000度にも達します。エンジン内の熱を吸収発散・冷却し、高温による焼き付きを防止します。
  • 気密作用
  • ピストンリングとシリンダーの隙間をふさぎ燃焼室からのガス漏れを防止します。
  • 清浄分散作用
  • ススや燃えカス、摩耗金属粉などエンジンに悪影響をおよぼす不純物を取り除きます。
  • 防錆防食作用
  • 燃焼によってできた水分によるサビや腐食からエンジンをガードします。

    エンジンオイルの分類

    自動車のエンジンオイルは、エンジン形式によって以下の3種類に大別することができます。

  • 4ストロークガソリンエンジン用オイル
  • ガソリンを燃料とする4ストローク機関に対応したエンジンオイルで、エンジンの使用経過により性能が低下する為に、一定期間ごとに全量を交換するのが一般的整備方法となります。後述する2ストロークエンジンが、自動車排出ガス規制等により一般的でなくなってきている現在では、通常「エンジンオイル」といえばこのタイプを指すことが多いです。
    なおこのタイプは基本的にレシプロエンジン用であり、燃焼行程でオイルが燃えて減りやすいロータリーエンジンには専用のものもあります。
  • 2ストロークガソリンエンジン用オイル
  • ガソリンを燃料とする2ストローク機関に対応したエンジンオイルで、4ストロークと違い、2ストロークではエンジンオイルは燃料(ガソリン)と混合され燃焼してしまう為に、交換せずに補充するのが一般的整備方法となります。
  • ディーゼルエンジン用オイル
  • ディーゼルエンジンに対応したエンジンオイルで、燃料や燃焼の仕組みの違いから、4ストロークガソリンエンジンとは違う特性が必要とされ、専用のものが用意されています。一定期間ごとに交換する点などは4ストロークガソリンエンジン用と同じです。

    エンジンオイルの規格

  • SAE粘度分類(SAE:アメリカ自動車技術協会)
  • ACEA規格(ヨーロッパ自動車工業会規格)
  • API規格(アメリカ石油協会規格)
  • ILSAC規格(潤滑油国際基準および認定委員会規格)
  • JASO規格(エンジン油規格普及促進協議会規格)
  • 自分の車に合ったエンジンオイルの見分け方

    ハイブリッド・エコカーに合うエンジンオイル

    ハイブリッド・アイドリングストップ等の省燃費車(エコカー)は下記のようなエンジンオイルにとって過酷な条件がたくさんあります。
    したがって温度変化に強い高性能ベースオイルで作られたSAE粘度0W-20もしくは5W-20の低粘度オイルが推奨されます。

  • モーター走行中はエンジンが停止するのでオイルの温度が上がらない
  • モーター走行中にエンジンの暖機運転をしますが、最低限の暖機しかできない
  • エンジンとオイルの状態より環境重視なのでエンジンとオイルの負担が大きい
  • 頻繁なエンジンドライスタートによりエンジンの負担が多い
  • エンジンオイルの交換

    エンジンオイルは一定の期間又は一定の走行距離ごとに交換が必要です。

    国土交通省から「エンジンオイルの劣化による車両火災防止に向けた対策について」という注意勧告が出ています。その中の「注意すべき事例と必要な対策」は、以下のようです。

  • エンジンオイルの適切なメンテナンスを怠っていると、エンジンオイルの劣化により潤滑不良に至ることでエンジンが破損し、最悪の場合、火災が発生することがあります。
  • エンジンオイルは、自動車を長期間使用する場合だけでなく、エンジンが十分温まらない短時間の使用においても劣化が進行するため、トラックやマイカー等自動車のタイプや使用状況に関わらず、量と汚れについて、日常点検を実施しましょう。
  • また、エンジンオイルは、一定の期間又は一定の走行距離ごとに交換が必要となりますので、メーカーが車両毎に推奨する交換時期や走行距離を参考に、整備工場等で交換を実施しましょう。
  • posted by カー用品マスター at 18:25 | TrackBack(0) | メンテナンス
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